Design Methodology for Top Management Team
高業績を挙げ続けるトップマネジメントチームのデザイン手法
経営者が思い描いたほど企業が成長しない理由のひとつが、トップマネジメントチーム(以下TMチーム)が機能していないことです。中小企業の多くは、経営者以外のCxO人材がいない、もしくは肩書に比して力不足、経営者が自分の能力を振り絞って孤軍奮闘しているのが実情であり、チームとしてのケイパビリティ(組織能力)を発揮できていないのです。経営者自身がCxOを選任した手前、自分の目が節穴であることを認めることは難しいうえ、代替人材がいない現実もあって、現在の陣容となっているのでしょう。
しかし、個人の才能と能力で成し遂げることができる成果より、チームワークで叶えられる成果のほうがより大きなものであることは周知の事実です。経営環境が急激かつ大きく変化する現代において、お互いの才能を補完し合える者同士が、共通の目標を掲げて達成活動に注力することが、最高のパフォーマンスを発揮することができるでしょう。この認識に基づいて、TMチームのデザイン手法について考えをまとめます。
目次
TMチームはなぜ重要か
コンセプトよりチームの質と関係性が大事
実は機能していないTMチームがほとんど
TMチームに求められるもの
TMチームのケイパビリティを高める3つのポイント
要件
業務
陣容
デザイン手順
1.成功するための3つのポイント
2.現行TMチームのレビュー
3.WS&FWのデザイン
4.自省・洞察プロセスの組み込み
5.次世代プール人材育成へのフィードバック
Appendix
Strategy & Management Professional
Human Capital Development for Excellence
Executive Coaching