Business Matching

中小企業のほとんどは、現時点で最もキャッシュを稼いでくれる事業にリソースを集中させることで成り立っています。しかし、デジタルビジネスモデルへのトランスフォームに迫られる中、既存事業が今後もその役割を担えるかははなはだ疑問であり、一刻も早く二の矢三の矢を創造することの必要性と重要性を痛感していることでしょう。しかし、デジタルビジネスモデルの構築に先立つイノベーション創発や新規事業創造に投入できる社内リソースがなく、焦燥感に苛まれながらも有効な打ち手がないというのが、現場での実感です。そこでわたしたちは、優れたアイディア、シーズ、知見を持つ人、企業、ビジネスプロフェッショナル等を、イノベーション創発、新規事業創造、起業等の新たな価値創造に結実させるサービスを提供することとなりました。「起業アイディアや事業化のシーズがあるものの、それ以外に必要なリソースが調達できず困っている」「最適なソリューションを提供してくれるプロフェッショナルを探しているが見つけられない」「卓越した知見をイノベーションや価値創造に活かすチャンスを探している」という方々に対して、それぞれのニーズにフィットするビジネスパートナーやコラボレーターを仲介し、それぞれのパーパス実現に資する新たなエコシステム構築をサポートするのが、ビジネス・マッチングです。

本サービスは以下の3つで構成しています。

• C2P - Client to Partner Service
  スケールやキャッシュアウトを目指す起業家やイノベーターと、ビジネスプロフェッショナル・企業とのマッチング
• P2C - Partner to Client Service
  新たな価値創造を図る企業等に、起業家やイノベーターとのコラボレーションやパートナーシップをサポートするマッチング
• SIS - Search & Intermediation Service
  HCCビジネスマッチングネットワークの外まで範囲を拡げて、ベストパートナーを探し出すマッチング

はじめに、プロフィールや機密情報をはじめとする諸情報のご登録と、本サービスの利活用に関する規約にご同意をお願いします。情報開示が必要な場面では予めご本人や関係者の同意を得たうえで行い、目的外で情報が開示されることはありませんが、当局の捜査等においてはこの限りではありませんので、予めご了承願います。登録は無料ですので、気になる方はお問い合わせください。こちらからフォームを送信しますので、必要事項をご記入のうえご返信ください。審査後、問題なければ登録完了のお知らせを送信します。ただし、サービスの特性上「ちょっと様子を知りたい」「どの程度使えるのか試してみたい」という方の登録はお断りさせていただいております。情報の取り扱いは、インターネットから物理的に遮断されたデータベースにおいて案件ごとに個別管理しますので、情報漏洩のリスクはございません。

相手に期待する提供サービス内容、希望条件等に関するご要望を伺います。ディール成立には関係各位にメリットがあることが重要ですので、譲れない条件は何か、譲歩できる範囲はどこまでか等、協議しながら落としどころを明確にします。また、関係各位のレディネスを整えるアドバイスも行います。例えば、既に確固たる立場を築いたパートナー側は起業家等より優位になりがちなうえ、起業家等のピッチやプレゼンテーションが覚束なければ価値が伝わらぬまま不成立に終わることも懸念されますので、わたしたちが起業家等にアドバイスを行い、改善をサポートします。なお、ご要望があまりにも現実離れしたものであった場合や、アドバイスに対して真摯にご対応いただけないとわたしたちが判断した場合等は、相手にご迷惑がかかりますので本サービスの提供はお断りいたします。予めご了承ください。

ビジネスマッチング・ネットワークにご参加いただいているビジネスプロフェッショナルや企業各社のお力添えのもと、マッチング候補を探します。お寄せいただくご要望は以下のような傾向です。いずれのご要望に対しても複数候補の選定を目標としますが、残念ながらご要望に沿えない場合があることはご理解ください。

• C2P：資金調達、人材調達等
• P2C：テクノロジー、バイオ関連サービスの事業化を検討しているイノベーター、起業家の支援（出資、業務・資本提携）等
• SIS：事業再生、M&A、清算・廃業、DX、新規事業創造、経営課題解決に関する新たなビジネスパートナー・ビジネスプロフェッショナルのリサーチ等

複数候補をあげ、最もご要望にフィットする候補者を最上位と位置づけて順位順に面談を設定します。提携目的、提携範囲・形態、推進体制、資金計画、事業目標、活動計画等の認識を擦り合わせるために必要なピッチやプレゼンテーションを行いながら、今後も長きにわたって良好な関係を構築したいのか、今回限りのワンポイントでの関係性で済ませたいのか、相互のメリット（定量・定性両面）はいつ、どの程度見込めるのか、キャッシュアウトに対する考え方はフィットしているか等、本音で話し合えるよう働きかけます。最終的には好き嫌いやウマが合うかどうかという、人間らしい感情にも注視して検討を進めていただきます。検討の結果提携に至らなかった場合は、次点候補者との面談を繰り返します。なお、一度破断した相手に再交渉したい場合、相手の合意が得られた場合には再調整いたします。

諸条件を取り纏め、関係各位の合意のもとでパートナーシップを締結します。この段階で、利用サービスによっては報酬をお支払いいただく義務が発生します。報酬の構成、報酬額、お支払時期、お支払方法は個別サービスのページをご参照ください。

• C2P：イノベーター、起業家等がパートナーを探す場合 → Client to Partner Service
• P2C：企業やビジネスプロフェッショナルがイノベーターや起業家を支援する場合 → Partner to Client Service
• SIS：最適なパートナーを探し出す場合 → Search & Intermediation Service

パートナーシップ締結後の活動推進は契約当事者間で取り決めていただくことになりますが、ご要望いただいた場合は、わたしたちがPMO（Project Management Office）としてコラボレーションプロジェクトの推進を担うことも可能です。プロジェクトリーダーには契約当事者の責任者が就任していただき、わたしたちは事務局としての機能を担う体制になるのが基本的な流れです。また、寄せられたご要望にわたしたちのソリューションが応えることができる場合は、わたしたちがコンサルタントとして関与することを第一義として対応いたします。その場合は、クライアントのリーダーとともにわたしたちがプロジェクトリーダーに就任して、プロジェクトをリードする体制となります。いずれにしても、ビジネスマッチング後の事業成長を強力にバックアップすることに変わりはありません。

主なマッチングとビジネスインキュベートの実績です。特定を避けるため抽象的な表記に留まります。

【C2P - Client to Partner Service】

• バイオ系ベンチャー起業計画の策定及び資金調達：起業家（大学院生）to VC
  資金面だけでなくマネジメントに長けたプロフェッショナルによる経営サポートをうけることにより、R&Dに集中できる体制を構築、開発効率を引き上げ、早期スケールに挑戦中。
• 顧問先開拓および連携ネットワークの拡充：税理士 to 営業代行業
  顧問先の世代交代とともに契約者数が減少するなか、効率的な新規開拓を実施できていないことを改善するため、マーケティング機能を外注して自分のリソースを新たな経営コンサルティング分野に投入することで既存顧問先の満足度も高め、巻き返しに挑戦中。
• 監査、資金計画、金融機関との折衝支援：医療法人 to 公認会計士
  経営課題の発掘と、施設更新に伴う追加融資を獲得するための資金計画の策定、金融機関へのレポーティングにおける具体的な課題解決策の策定および融資条件折衝支援を依頼。
• デュー・ディリジェンス及びIPO準備：経営者 to 監査法人、弁護士、金融機関
  上場基準に照らして経営状況を精査、発掘した課題に対する具体的な解決策の策定、遂行の依頼。コンプライアンス遵守は勿論、基準を上回る経営体制を整備するための指導を受け改善中。
• 事業承継、役員退職金準備：創業経営者 to 税理士、コンサルタント、生命保険
  新経営陣の選抜、社内外コミュニケーション戦略の策定、自社株譲渡および資産相続計画と共にハッピーリタイヤメントプランを策定。生命保険商品を活用したリスクヘッジプランも検討中。
• 海外現地法人の撤退：製造業 to グローバル監査法人、同コンサルティングファーム
  サプライチェーンの一部国内回帰と、某国への一極集中からの分散化への方針転換に伴い、具体的な撤退計画の策定および実行（一部アウトソーシングを伴う実行支援含む）。
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【P2C - Partner to Client Service】

• 賃貸物件の建設・管理：不動産鑑定士、税理士 to 製造業
  本社、工場跡地および建物等を戦略的に活用することにて本業の不振をカバーしたい企業にCRE戦略コンサルティングサービスを提供。建造物の建替え、テナント誘致、管理業者の紹介等のトータルサポートにより、メーカーの累損一掃と黒字転換を実現。
• DXコンサルティング：コンサルティングファーム to B2Cサービス
  中小企業向けDXコンサルティングパッケージサービスの開発に関する協力企業を探していたファームと、廉価なDX推進を希望するサービス業の思惑が一致、既存事業のデジタライゼーションまで一気に進めるプロジェクトが発足、DXリテラシーの策定、DX推進人材の育成等を計画中。
• M&Aディール：公認会計士 to 金融機関、事業売却検討中の企業
  事業譲渡・売却を検討中の企業を探してM&Aにつなげたい会計士に対し、金融機関とともに事業売却を考える企業数社をピックアップ。各社とNDA（Non-Disclosure Agreement、秘密保持契約）を締結、案件ごとにデュー・ディリジェンスを開始予定。

【SIS - Search & Intermediation Service】

• 後継者選抜試験に備えたレディネス整備：執行役員 to エグゼクティブ・コーチ
  数々の業績を上げてきたものの、後継者指名を受けるために自覚している弱みの克服に加え、今後どのような強みを獲得すべきかを話し合い、DX推進人材となるべくマナビDXに基づいた計画的な能力開発の取り組み中。
• オフィス撤廃並びに設備什器備品の売却：専門商社 to ファシリティマネジメント業
  全社リモートワークへの転換に伴い、必要最小限度のオフィス機能を残し、全ての賃貸物件、設備什器備品を売却、サテライトオフィスやレンタルオフィス、在宅勤務等で必要となるリモートワーク環境の整備に必要な費用を確保。
• マーケティング・テクノロジーの導入と活用：専門商社 to コンサルタント
  CX高度化を目的とした既存事業デジタライゼーションに伴うデジタル・マーケティング体制への変革を図るも、テクノロジー・プラットフォームの構築にプロフェッショナルの手を借りるため、諸条件にフィットする相手を探し出して発注。