Approach

わたしたちは、プロジェクトもしくはワークショップにおいてクライアントと協働するスタイルで課題解決を推進しています。クライアント先に常駐はせず、プロジェクトチームメンバー各自が役割とタスクを担い、フィールドワークや資料精査、分析、検討資料作成等を実施、討議のファシリテート等をオンラインで行います。クライアントの内にある想いをアウトプットしていただくために、様々なフレームワークや思考法を提供し、第三者性を活かしてファクトベースで客観的な提言を行い、洞察を深め、課題解決をリードします。

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Scope

Project

DX Consulting

Solution Consulting

Team Building

Scope

クライアントのご要望を伺いながら現状を精査、最適なアプローチ方法や着手領域を決定します。例えば、経営トップのDXに関する理解がいまひとつで取り組み方がよくわからず、トップの右腕となって変革を推進するメンバーもいない中小企業の場合、変革リーダーの採用や育成、活躍してもらうための基盤づくりにもアプローチします。また、既存事業のデジタイゼーションに取り組む場合は、集積データからインサイトを導出し、それを新たな価値創出に結びつけるための組織編成やリソース配分の最適化にも取り組みます。また、急成長を志向するスタートアップの場合、優位性の源泉となるデジタル・ビジネスモデルとテクノロジー・プラットフォームがなによりも重要なので、アプリケーションの開発環境やAPIマネジメントに関わる機能の強化から取り組むこととなります。また、社会課題の解決に挑戦するなら、今まで誰も体験したことのない新しいHX/CXを提供するビジネスモデルが重要なので、イノベーションの創発による新しいサービスや製品を市場投入してスケールを目指すことに注力します。

Project

DXコンサルティングでは、「パーパス・デザイン」「スクラップ&ビルド」「リグロース」の3フェーズ、ソリューションコンサルティングでは、「課題解決のグランドデザイン」「課題解決策の詳細デザイン」「実行・定着化」の3フェーズに分け、フェーズド・アプローチで推進します。フェーズド・アプローチのメリットは、最終目標から逆算して一定期間内に到達すべき中間目標を設定し、中間目標ごとに課題解決の方向性と具体的な成果を評価して、必要なら軌道修正や調整を行うことができるため、ゴール到達までのクリティカル・パスを辿ることが可能になることです。長期かつ多岐にわたるプロジェクトを円滑に推進していくためには、クライアントとコンサルタントとの間における方向性の確認と問題認識の共有を緊密化することが不可欠ですので、この進め方を採用しています。以下、DXコンサルティングとソリューションコンサルティングのプロジェクト推進概要を記しますので、ご参照いただければ幸いです。

DX Consulting

Phase1 : Purpose Design

背景、目的、フレームワーク、スコープについて討議し、目指す姿をパーパスとして明確化、自社にとって極めて大きなインパクトのあるレベルで目標を設定します。ケイパビリティ、ビジネスモデル、ヒト・カルチャ・組織、テクノロジー・プラットフォームの4領域におけるパーパスと現状とのギャップを明らかにして課題を抽出、ギャップ解消までのロードマップをデザインします。実は、課題特定とどこから斬り込むかというプライオリティを決定できれば、プロジェクト の半分は成功したと言えるほど重要で難しい取り組みです。極めて難しい知的格闘に共に挑戦しましょう。

Phase2 : Scrap & Build

プロジェクトの命運を左右する本フェーズでは、前フェーズで決定したプライオリティに則って4領域の構造改革に着手します。複数の課題解決プロジェクトを同時並行で推進することになります。すべてのプロジェクトは司令塔であるPMOがチェンジマネジメントプランとしてとりまとめて統括、各プロジェクトの推進も、課題特定/解決方針策定/具体的な解決策の策定/実行・定着化、というフェーズド・アプローチで、方向性と成果を確認しながら推進します。デジタル・テクノロジーを活用して遅滞なく遂行状況をウォッチ、必要な打ち手を講じます。

Phase3 : Regrowth

創造的破壊後の再成長は、パーパス実現を妨げるネガティブ要因を構造的に排除する仕組みを構築できるか否かにかかっています。鍵となるのは継続的な成果創出を可能にするヒト・カルチャ・組織の変革です。ハード・シングスを成し遂げるにはデジタル・テクノロジーの活用は必須ですが、本当のKFSはあくまでもヒト・カルチャ・組織にあります。失敗を恐れず新たな価値創造に挑戦し、最終的に成果を出すヒトを高く評価するカルチャへのシフトは極めて難しいものです。これを成し遂げれば他社が真似できない競争優位性の確立が可能になり、DXの成功が見えてきます。

DX Consultingの詳細はこちら → DX

Solution Consulting

Phase1 : Grand Design

経営関連資料等の精査、インタビューに基づいて現状を分析、複雑に絡み合った課題を解きほぐし、当事者には気づけない、もしくはタブー視している課題にも切り込み、真の課題を特定します。課題解決後に到達したい状態をゴールとして設定、現状とのギャップを解消するプロセス、方向性、方法論、活用するフレームワーク、ゴールに至るまでのプロセスをグランドデザインとして取り纏めます。

Phase2 : Detail Design

グランドデザインに基づいて対処項目別に具体的な解決策をデザインします。プロジェクトやワークショップで討議を重ね、実効性に優れた内容を練り上げます。視座の高さと視野の広さを維持しながら、価値創造を実現する打ち手を考案するには、客観的な事実に基づく実態の把握と洞察が不可欠です。メンバー全員が自らに課された役割とタスクを確実に実行することが求められます。

Phase3 : Execution

必要なツールのインプリメンテーション、テスト、修正・調整を行い、課題解決状況を確認したうえで移行措置をデザインします。なお、プロジェクト期間中に生じた調整・修正等に関しては、プロジェクト終了までに対処します。また、プロジェクト完了後の定着支援、フォローアップ(モニタリング、調整・修正、アップデート、トレーニング等)に関しては別途対処することとなります。

Solution Consultingの詳細はこちら → Solution

Team Building

プロジェクトチームにおけるクライアント責任者にはCEOもしくはCOO、担当領域のCxOのご参画を原則とし、プロジェクト推進にまつわる事務手続きや資料作成等を取り仕切る事務局も設置していただきます。コンサルタント側の責任者にはヒューマンキャピタルコンサルティングが就任し、プロジェクト内容に応じて最適なコンサルタントをメンバーとしてアサインして協働します。

プロジェクト推進主体であるプロジェクトチームにおいて、最も重要なのはチームワークです。それゆえチームビルディングには細心の注意を払っています。信頼感の醸成は勿論、成果創出に資する見解や意見表出に関する心理的安全性の確保、肩書や役職の軽重ではなく知見の重要性に基づく討議の徹底を重視する価値観の醸成、自律的なタスク遂行と相互扶助等、プロジェクトを円滑に遂行するための環境づくりはわたしたちにお任せください。丁寧な配慮を行いつつ、スクラムやスプリント等の手法を駆使して価値創造にフルコミットします。