People, Culture & Organization
知的資本時代の価値創出の源泉である「ヒト」を巡る考え方が根本的に変わった中で、自社のピープル分野における優位性がどの程度のレベルにあるのかを客観的に把握しておくことは、今後の成長戦略をデザインするうえで実施しておくべきことのひとつであると考えます。HRMの司令塔である人事部門自体のトランスフォーメーションが遅々として進まない、あるいはその必要性を感じてさえいないケースもあり、もたついている間に先進的なHCMを持つスタートアップや海外企業に優秀人材を攫われる現象にも歯止めがかからない状況が続いています。自社のHCMが優秀人材にとってどれだけの魅力を持っているのか、これから先の要員計画や人的資本投資(旧人件費)計画をどう立てるべきか、その前提として、ビジネススケールを実現するためにはどれだけの労働力が必要か、自社で働いているヒトのエンゲージメントをウォッチしながら考えなければなりません。そして、緩やかな連携に基づくエコシステム全体でHCMを考える新たな段階に入ったことで抱え込むHCM上の課題を解決するための指針を、本診断を活用して入手しましょう。
Subjects
診断目的を伺い、選択すべきテーマを協議のうえ決定いたします。テーマごとの診断項目例は下記の通りです。
EX
従業員体験がどの程度の水準に達しているかを診断します。
- EA:向上のために重要な6要素、リーダーシップ、下落防止策等の機能状況
- CA:信頼度、ゴール・セッティング、暗黙の了解に関する認識ギャップ、リカバリ等の状況
- EE:5つの要素、リーダーシップ、モラール、アセスメント等の状況
- SPM:BPR、チェンジ・マネジメント、HCM制度改革、リラーニング&リスキル等の状況
HRDX
人事部門のトランスフォーメーションの進展度を診断します。
- Lagacy HR:独善性、成り行き任せ、官僚主義、アナログの程度
- Target Operationg Model:人事組織・プロセスの標準化・効率化・高付加価値化の程度
- RIght People in the Right Place:適所適材の配置状況
- Roadmap:作成状況、進捗管理体制、調整・修正状況
Human Capital Investment
要員並びに人的資本投資(人件費)に関する考え方の刷新度合いを診断します。
- Decision Logic:公正性、妥当性、報酬水準の競争力等の状況
- Personnel & HCI Management:フレームワーク、シミュレーション、モニタリング等の状況
Human Capital Management
ヒューマンキャピタルマネジメントに関する基本的な考え方、コア人事制度の内容、機能状況を診断します。
- Requirements:多様性と包摂、柔軟性と流動性、機能の強化・高度化、労働人口減少への対応、長期展望と短期目標の両立等、HCMと現代とのフィット度合い
- Job-Based Personnel System:コア人事制度(ランク、評価、報酬、人的資本開発)におけるジョブ型導入状況
People Analytics
ピープルアナリティクスの活用状況を診断します。
- Scope:採用、配置、退職予測、知的生産性向上等における活用状況
- Configuration:データの網羅性・対応性、多様な分析ニーズに対する柔軟性、現場におけるデータ活用に対する適合性、統計分析ツールとの親和性等の状況
- Operation:担当者が具備すべきレディネス、協働パートナーとの関係性、体制整備の状況
Workforce Design
労働力に関する考え方と、現代において要求される水準へのアップデート状況を診断します。
- Framework:WFの再定義、労働契約形態別WFの算定、拡張労働力の活用等の状況
- Simulation:DXカテゴリ別、戦略シナリオ別の試算状況
- Monitoring:ダッシュボード、マネジメントサイクルの状況
Organizational Health
組織の健全性を測定、組織の整合性、実行力、変化への適応力等を診断します。
- Direction(方向性):あるべき姿と日々の行動へのブレイクダウン状況
- Leadership(リーダーシップ):望ましい行動を促進するスタイルの活用状況
- Climate(組織風土):シェアされている価値観・規範の確立度
- Roles, Authority & Responsibilty(役割・権限・責任):明確度、付与状況
- Performance & Risk Management(業績・リスク管理):管理状況、問題対処状況
- Capability(組織能力):組織力、人的資本ポートフォリオの状況
- Motivation(モチベーション):ロイヤリティ、インセンティブ、パフォーマンス状況
- Externally-Oriented(外部志向):価値創造におけるインボルブメント(巻き込み)度
- Innovation & Learning(イノベーション&学習):アイディア創発、活用状況
Organizational Transformation
組織変革時のKFSの状況を診断します。
- A&R Strategy:優秀人材の惹きつけ・引き留めに関する有効性・実効性の状況
- Human Capital Development:フォーカス対象、自己成長支援状況、実効性
- Performance Management:組織と個人の擦り合わせ、公正性、人間性の取り扱い
- Top Management Team:ボードメンバーの適格性、責任と権限、補完性
- Decision Making:意思決定モデル、コミュニケーション、非合理性への対応
- Agile Execution:グランドデザイン、変革部分の見極め、実行ルール
- Cost Reduction:効率化手法、プロセス・構造、人的資本投資・要員計画
- Culture Design:組織健全度、マインドセット、インパクト要因の状況
- Leadership Transition:5つの側面、重点方針、施策展開のフォーカス
- Change Management:整合性、実行力、受容力、マインドセット、スキル、プロセス
Payment
各テーマごとに診断体系、診断手法、診断内容は定型のものを用意しておりますが、カスタマイズのご要望、あるいは同時に複数テーマの診断のご要望にも対応いたします。見積提示までは無料です。契約成立以降にお支払いいただく報酬は下記のとおりです。
Admission Fee
企画料金:ご参画テーマの数ごとに必要な料金です。
- ¥300,000-(消費税額込 ¥330,000-)
- 複数テーマの診断をご希望の場合、テーマ数が増えるごとに、企画料金は以下のようになります。
- 診断テーマ数1:¥300,000-(消費税額込¥330,000-)
- 同 2:¥500,000-(消費税額込¥550,000-)
- 同 3:¥650,000-(消費税額込¥715,000-)
- 同 4:¥750,000-(消費税額込¥825,000-)
- 同 5以上:¥800,000-(消費税額込¥880,000-)
Design Fee
標準モデルとカスタマイズモデルで料金が異なります。下記をご参照ください。
- 標準モデル:¥300,000-(消費税額込¥330,000-)
定型の診断体系、診断手法、診断内容の場合に適用します。ほとんどの場合、標準モデルでの対応となっています。
※診断テーマ数1で標準モデルご利用時の報酬額
企画料金 +標準モデルデザイン料金=¥600,000-(消費税額込¥660,000-)
- カスタマイズモデル:¥700,000~(消費税額込¥770,000~)
カスタマイズをご要望の場合はこちらを適用します。カスタマイズ内容の詳細は、打ち合わせにて協議して決定します。
※診断テーマ数2でカスタマイズモデルご利用時の報酬額例
企画料金 +カスタマイズモデルデザイン料金=¥1,200,000~(消費税額込¥1,320,000~)
Accounting Methods
契約締結月の翌月25日に口座振込していいただきます。