ホワイトカラーエグゼンプション(White-Collar Exemption:以下WE)は年収1千万以上を対象とする模様です(注 2014年6月13日時点のコラムのため)。政府は、残業代削減に加え法人減税で企業に国際競争力を取り戻したいようですが、コスト面よりも製品・サービスの本質的な価値を高めなければ、競争力の回復は難しいでしょう。
成果主義型人事制度が頓挫した理由
実はWEと同じようにホワイトカラーの成果創出と生産性向上を目的として2000年代に導入され、大きな波紋が広がったのが成果主義型人事制度でした。成果主義は結局短絡的な人件費削減の道具となり果て、今日まで続くダメージを企業に与えました。

このコラムは
HC4会員並びにweb会員限定です。会員登録すると続きをご覧いただけます。
web会員登録(無料)はこちら 会員の方はこちら